キトサン 種類

キトサンにはどのような種類があるのか?

キトサンにはかにをはじめとした甲殻類(えび、しゃこ、おきあみなど)の殻や昆虫の外皮、きのこの細胞壁等に含まれているキチン質を元にしたものがありますが、成分としての違いはほとんどないと思っていいでしょう。

 

このキチンからキトサンへの変換(脱アセチル化)は完全には進まずに、通常のキトサンにはだいたい3割ほどキチンが残っています。
そのため、キチン・キトサンと表記されているものが多いのです。

 

キトサンの品質はこの脱アセチル化の割合で示され、とうぜんキチンが少ないほど高額になります。
キトサン原液がお安くない値段なのはそのためです。

 

食後の脂肪吸収を抑えるサプリメントが安いのは、キチンの割合が高いためと思われます。

 

一般にキトサンといえば水に不溶で、高分子電解質としての性質を示します(分子量は数千から数十万に及ぶ)。

 

しかし低分子化されたものや、水に可溶なキトサン塩類なども存在します。
また、化学的にはN-アセチルグルコサミンであるキチンを脱アセチル化したものなので、グルコサミンも広い意味でキトサンの一種といえます。

 

ほかにもキトサンオリゴ糖(D-グルコサミンが数個連なったオリゴ糖類)など、分子構造に応じて様々な種類があります。

キトサンサプリの種類

キトサンの上記の分類から、サプリメントにも様々な種類があります。

 

かに殻から抽出され、生成されたキトサンは高分子かつ不溶性であり、基本的にはこれを選べば問題ありません。

 

キトサンは食物繊維ですので、体内に吸収されて効果を発揮するのではなく、体内を通過することで効果を発揮するものです。

 

低分子や水溶性を謳って、ダイエットに効果があるように見せているのは誤りですので注意しましょう。

 

ただしキトサンオリゴ糖のような超低分子にまで微細化されたものは、整腸作用に大きな効果が期待できるため、健康食品として使用されている事も少なくありません。

 

また、成分的な種類分けではなく、形状による分類に着目してみると、タブレットやカプセル、粉末、青汁など様々なタイプのサプリメントがあります。

 

シャンプーの成分などにはヒドロキシプロピルキトサンと表記されているものが多いようです。

 

効果的なサプリメントの選び方としては、自分の飲みやすそうなものを選んでいただいて問題ありません。

 

青汁が苦手なのに、無理に青汁タイプのものを選ぶ必要はありませんし、単に食事中の脂肪吸収を抑えるために高額なものを買う必要もないでしょう。

 

それでも迷ってしまう方は、ランキング上位のものから選ぶという手もあります。
リピート率が高いのがキトサンの特徴のひとつでもありますので、多く売れているのはそれだけ支持されているものだからです。

 

なかには10年、15年とロングスパンで売れ続けている商品もありますので、そういったものを無難に選ぶことから始めてもいいと思います。